フロートさんの 米国株で不労所得

米国連続増配銘柄への配当再投資による「複利+増配」のチカラで2025年末時点の税引後年間配当金見込み額500万円達成までの道のりを綴るブログです

配当金生活をする際にカバードコールETFをメインにしてはいけない理由

こんにちは

フロートです

時折、TwitterやブログでカバードコールETF(特にQYLD)一択投資している方の記事を見かけます。投資の目的や手法は千差万別なので、良い悪いということはないのですが、配当金生活する場合においては、カバードコールETF一択投資はリスクが高いのではないかと思い、記事にしています。

配当金生活する上では、獲得できる配当金の減少はかなりの痛手ではないでしょうか。配当金は増減の変動無く安定的に入ってきて、できれば時間とともに増配などで自動的に増えていく環境が望ましいですよね。

そこで・・・

取得株価から株価が20%上下した場合、カバードコールETFの分配金と分配利回りはどうなるか試算しました。尚、分配金にかかる税金は考慮していません。株価はQYLDに寄せました。リアルな数字だと思います。

・株価20%下落の場合

取得株価$20→分配金$2.4(利回り12%)

↓ ↓ ↓

株価$16→分配金$1.92(利回り12%)

$20で買ったあとに株価が20%下落した場合、分配金は$1.92なので分配利回りは・・・

$1.92÷$20=9.6%(2.4ポイント低下)

 

・株価20%上昇の場合

株価$20→分配金$2.4(利回り12%)

↓ ↓ ↓

株価$24→分配金$2.88(利回り12%)

$20で買ったあとに株価が20%上昇した場合、分配金は$2.88なので分配利回りは・・・

$2.88÷$20=14.4%(2.4ポイント上昇)

 

株価が20%上下する場合、利回りは9.6%から14.4%のリスクがあるということになります。4.8ポイントの差です。この差は結構大きいです。

例えば年間500万円の分配金に対する4.8%は24万円。月額2万円です。この額で上下します。

このリスクに耐えられるならいいのですが、これから配当金生活をしようとする私には不労所得とはいえ収入の見通しが困難なので耐えられないリスクです。

というわけで、カバードコールETFの買い付け方についてまとめます。

株価上昇局面で順張りで買い付けてもいいのは投資資金増加のブースト効果が必要な投資初期のみ。配当金生活が視野に入ってきたら、リスクの低い優良銘柄への投資比率を上げ、どうしてもカバードコールETFを買いたいなら株価下落局面で買い付ける。

バードコールETFは、ある時期までは買い増し資金を稼ぐ役割として効果を発揮しますが、配当金生活が現実的になってきたら、カバードコールETFの買い増しを停止して、より安定感のある銘柄への投資にシフトすべきではないでしょうか?

かく言う私は、2020年~2021年にQYLDとXYLDをガンガン買って、気が付いたら保有銘柄の中でQYLDからの分配金が最も多い状況になってました(笑)。目的は、分配金で配当貴族を買い増しするためです。今でもQYLDからの分配金が最も多いです。そして現在、2023年1月から配当金の一部を生活費として使い、2028年には完全リタイアすることを考えているので、配当金の減少リスクを限りなくゼロにするために2022年9月からはカバードコールETF(QYLD・XYLD・RYLD・DJIA)は買い付け停止し、配当貴族の買い増しのみとしています。

それではまた