フロートさんの 米国株で不労所得

米国連続増配銘柄への配当再投資による「複利+増配」のチカラで2025年末時点の税引後年間配当金見込み額500万円達成までの道のりを綴るブログです

モルガン・スタンレー(MS)に買収されるイートン・バンス(EV)株を全て売却した理由

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こんにちは

フロートです

148株保有しているイートン・バンス(EV)がモルガン・スタンレーに買収されるけど、売却するか、持ち続けた方が良いかというお話です。

もくじ

 

 イートン・バンスは配当貴族銘柄なので保有していたかった!

イートン・バンスは、投資ファンドの運用を事業内容とし、富裕層の個人・機関に投資運用・顧問サービスを提供する会社で、連続増配39年の配当貴族です。

フロートメソッドで言うところの「コア銘柄」で、10年後の配当利回りが12%を超える可能性が高い銘柄です。

 

--2020年10月8日ロイターニュースより--

「米金融大手モルガン・スタンレー(MS)は8日、資産運用会社イートン・バンス(EV)を約70億ドルで買収すると発表した。投資運用部門の拡大を図る。

イートンバンス(EV)の株主は1株当たりで現金$28.25を受け取り、モルガン・スタンレー(MS)の株式0.533株を受け取る。株価に換算すると、1株当たり$56.5になる。

以上のニュースを受けて、2020年10月8日のイートン・バンスの株価は、前日比48%上昇の$60.56となった。」

とのこと。

 私はいくら得するの?

以上のニュースから計算すると

私が受け取る現金は

148株×$28.25=$4,181

私が受け取るモルガンの株数は

148株×0.533株=78株

となります。

この場合、受け取る現金とモルガン株の評価額(2020年10月8日時点)の合計(①とする)は

$4,181+(78株×$49)=$8,003・・・①

 

一方で・・・

2020年10月8日時点の私が保有するイートン・バンスの評価額(②とする)

148株×$60.65=$8,976.2・・・②

 

②-①=$973.2

となり、

イートン・バンス株を売却した方が、$973.2投資金額が増えることになり、投資資金を確保するなら売却した方が良いとなります。

モルガン・スタンレー株を保有すべきか? 

一方で、イートン・バンス株を保有し続ければ、いずれモルガン株を保有するチャンスに恵まれます。

私は保有開始から10年後の配当利回りが12.2%を超えるかどうかで保有を決めていますので、モルガンも計算してみます。

2020年10月8日時点配当利回り:2.87%

2014~2019年の平均増配率:33.0%

から計算すると・・・

10年後の配当利回り:49.8%

となります。

10年後の配当利回りが12.2%を超えている点は保有に値します。

配当性向は25.68%と増配余力はまだあります。

フリーキャッシュフローは2017年~2019年まで増加。

難点は、S&P構成銘柄ではあるものの配当貴族ではなく減配したこともある事です。

2020年は増配を見送りました。

ですので、配当金狙いでの長期保有は期待できない可能性があります。

 

結論「売却だー!」

銀行株は連続増配しない傾向があり、コロナショックのような局面では無配・減配・株価の戻りが遅いなど何でもありな状態になりやすいことから、2020年10月9日に、$60.6で全て売却して以下の結果になりました。

売却益 約$3,100

利回り 53%

売却して得られた投資資金の半分を配当貴族10銘柄の均等分散買い増しに使用しました。

残り半分の投資資金は来週以降値下がりした銘柄を細かく拾っていきます。

今回の売却と買い増しで、全体の利回りは7%に到達。

 

それではまた